もう名古屋飛ばしはさせない!愛知県の新しい体育館の見どころとは
知る人ぞ知る『名古屋飛ばし!』 皆さん何のことだかわかりますか?
『名古屋飛ばし』とは全国で開催されるイベントが名古屋で開催されないことを指します。
由来は1992年3月14日に運転を開始したのぞみ301号(東京発・新大阪行き)が名古屋駅と京都駅を通過するダイヤが組まれたことであるとされています。
今回のコロナ禍でも当初、緊急事態宣言が発令された地域に首都圏と大阪府・兵庫県・福岡県が含まれていましたが、
愛知県は含まれていなかったので『名古屋飛ばし』だという意見も出たとか・・www💦
そんな『名古屋飛ばし』がなくなるのではないかと愛知県民が期待を大にするイベントが始めるというお話です。
報道によりますと愛知県の県体育館を名古屋城二之丸(名古屋市中区)から名城公園北園の一部(同市北区)に移転新築するとのこと
鉄筋コンクリート造・鉄骨造で地上5階建てで、高さは41m。メインアリーナ、サブアリーナ、多目的ホールから成る延べ面積約5万8400m²になるそうです。
予想外観は下の通り
(愛知県建築局公共建築課Webサイトより引用)
大村知事もTwitterで
①愛知県では、2026年のアジア競技大会に向けて、名城公園北園に新体育館の整備を計画し、2025年の完成を目指し、昨年8月に整備・運営を行う事業者の募集を開始しました。
10月に3グループから参加表明を頂き、選定を進めた結果、このたび事業者を「Aichi Smart Arenaグループ」に決定しました。
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 17, 2021
入札および選考審査が行われ、共同事業体名称:Aichi Smart Arenaグループが結成され、代表企業は前田建設工業(設計・建設)とNTTドコモ(維持管理・運営)が選出されました。
協力設計事務所はなんとあの新国立競技場のデザインを担当した隅研吾建築都市設計事務所です
この無垢材の使い方をみれば、あぁ・・納得! 落札金額はなんと199億9910万円(税込み)
県が求めたのは、「世界でもトップクラスの愛知・名古屋のシンボルとなるアリーナ」ということで選考基準には以下の3点が重要視されました。
・「グローバルレベルの空間」を確保している
・「ICT技術を積極的に活用し、一体感や臨場感の最大化」を図っている
・「グローバルサービスを展開する新たなアリーナ」を目指している
最大収容人数は立ち見を含めて1万7000人。さいたまスーパーアリーナのような突出例を除けば、アリーナとしては国内最大級
大相撲時に1万1000席、バスケットボール時に1万5000席、フィギュアスケート時に1万4100席
観客席は、オーバル(楕円)型と馬てい型の双方の性格を持つ「ハイブリッドオーバル型」になるそうで、
オーバル型が適する各種スポーツや、馬てい型が適する音楽イベント、広い競技面が必要なフィギュアスケートなど多用途に対応できるグローバル水準の施設になります。
(愛知県建築局公共建築課Webサイトより引用)
名古屋では以前からコンサートやイベントに使うホールの不足が深刻化していました。
大小のホールや劇場が経営難などで相次いで閉館。近年は老朽施設の改修工事が重なり、収容人数1万人の日本ガイシホール(名古屋市総合体育館)が2019年1月〜2020年7月まで改修のため休館。
このため、愛知県民の間では『名古屋飛ばし』がさらに深刻化するのではないかという不安が増えていました。
そんな不安を吹き飛ばしてくれるこの名古屋新体育館!
(愛知県建築局公共建築課Webサイトより引用)
2025年夏にオープンとなる見込みで2026年夏季アジア大会になんとか間に合わせたいとのこと
名古屋では他にも名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)新第1展示館が計画されており、両施設が完成すると名古屋のアリーナ施設は一気に充実しますね
これで『名古屋飛ばし』がなくなる!
かもしれません・・何はともあれとても楽しみですね。