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作業員の集中力低下をAIで感知するスマートウォッチってなに?

 

 

工場や建設現場では、転倒といった労災事故は避けられないリスクです。これから暑くなるにつれて熱中症の危険性も出てきますね

企業が設備や運用面で安全対策を徹底し、労災事故は中長期でみれば減少してきましたが、一方で近年は死傷者数が下げ止まり、再び増加傾向にあります。工場の自動化や省人化が進み、工員などが1人で働く単独作業の現場が増え、管理者の目の届きにくいことが一因といわれています。

そんな状況をデジタル技術を使って少しでも改善しようと新たなIT機器が出てきました。
今回はそんなお話です。

 


 

✔Work mate

 

あらゆるものをネットに繋げるIoTデジタル技術を活用して事故をゼロに近づけるために、東京に本社を置くユビテックが手掛けた安全見守りサービス「Work Mate(ワークメイト)」が注目されています。

 

(ユビテック 公式WEBサイトより)

 


 

✔ Work Mateでできること

 

(ユビテック 公式WEBサイトより)

 

 

 

1.熱中症対策

スマートウォッチに搭載された熱中症予兆検知機能を利用し、AIによる学習結果を用いたロジックで作業者個人にあわせた休憩のタイミングがわかります。「回復目安の通知」も受け取ることができます。

 

2.注意力低下に気づく

スマートウオッチから取得したパルスと加速度のデータをリアルタイムで分析し、動作に対してパルスが平常時より低い状態が一定時間継続した場合に「注意力低下状態」と判定し、本人と管理者へアラートを発報し、注意喚起や、行動変容を促します。

 

3.転倒・転落の早期発見

作業者が転倒・転落した際に電話・メール、SMS等で管理者へアラート通知します。屋内外の位置測位が可能なため、すぐに駆け付けることができます。

 

4.緊急連絡の周知

①スマートウオッチ上で所定の操作をすることで作業者から管理者へSOS発報が可能
②管理画面上で所定の操作をすることで管理者から作業者へメッセージ送信が可能

 

5.遠隔での作業見守り

多機能な「Work Mate」のご利用で遠隔での作業見守りが可能になります。

 


 

✔まとめ

 

今後はより一層、Work Mateの機能性向上に努めていくそうで、建設現場だけでなく、トラック運転手など運送や交通の関連企業に向けても提供していく予定で、アラート検知によって漫然運転や居眠り運転、操作ミスを減らし、交通事故の未然予防を目指していくそうです。

現在では新たにApple Watch SE、およびApple Watch Series 8 でも利用できるみたいです。

 

会社で支給されているアップルウォッチもApple Watch SEですね(^_-)-☆