成長するためのコツ~コンフォートゾーンを抜け出してみよう~
今みなさんの精神状態はどんな感じでしょう?とても居心地がよく不安もなくとても落ち着いた状態?
あるいはとても緊張して、ひどくストレスを感じている状態でしょうか?
人は誰しも快適で安全な精神状態(領域)で過ごすことを好みます。
しかし、この状態でとどまり続けることはみなさんにとって果たしてプラスになるのでしょうか?
ひょっとしたらあなたが成長できるチャンスをみすみす逃しているかもしれませんよ。
目次
1.人には3つの精神状態がある
1-1. コンフォートゾーン
1-2. ラーニングゾーン
1-3. パニックゾーン
2. コンフォートゾーンを抜けて成長しよう
3.まとめ
1. 人には3つの精神状態がある
人はその時時の状況において、3つの精神状態に中にいると言われています
1-1. コンフォートゾーン
多くの人がこのコンフォートゾーンに身をおいていると言われています。コンフォートゾーンとはなにか?
心理学では、ストレスや不安が無く、限りなく落ち着いた精神状態でいられる場所であるとされています。
しかし、普段慣れ親しんで落ち着いた精神状態のなかに長くいると、そこから抜け出すことが困難になってき
ます。なにか新しいことを始めてみよう、チャレンジしてみよう。こんな気分になったときは一つ外の精神状
態へ自分を置かなければなりません。
1-2. ラーニングゾーン
新しいことを始める時って不安と緊張感が入り混じったちょっと興奮した状態を感じたことはありませんか?
その状態こそがラーニングゾーン(成長領域)。科学的にも人はこの状態にいるときが一番成長しやすく、
パフォーマンスもよくなることがわかっています。
マウスを使った実験では、作業が簡単な時はマウスはコンフォートゾーンにおり、何の不安も感じずに完ぺきに作業をこなしていました。
不安レベルが上昇すると、マウスはラーニングゾーンに入り、作業パフォーマンスはさらに向上しました。
1-3. パニックゾーン
ラーニングゾーンを超えさらに不安レベルが高くなったところにパニックゾーンという領域が存在します。
パニックゾーンは許容範囲を超えストレスや負荷が強すぎる領域です。
この領域でも成長は期待できますが大きな挫折や病気などを引き起こし、潰れてしまう可能性もあります。
できれば避けたほうが良いでしょう。
上記のマウス実験でもラーニングゾーンでパフォーマンスが上がっていたマウスも
それ以上の難しい作業になると、ラーニングゾーンに留まらずに、すぐにパニックゾーンに入り、パフォーマンスが落ちたそうです。
2. コンフォートゾーンを抜けて成長しよう
ではコンフォートゾーンを抜けるためにはどんなことをしてみたらよいのでしょう。
例えば
・あたらしい事業にチャレンジしてみる。
・海外留学してみる。
・今まで関わったことのない人達と関わってみる。
自分の知識や、スキルが通用しない世界へ少し入ってみることで、失敗をしてしまうこともあるでしょう。
けれども、それらの困難を乗り越えることで、人としてまた大きく成長することが期待できるのです。
3. まとめ
新しいものは、脳の快楽中枢にあるドーパミンレベルを上げる傾向にあります。
ドーパミンの役割は、快楽を求めるやる気を出させることで、新しいことをしようとする衝動を上げます。
新しいことは記憶力を向上させ、脳が新しいことに適応することで、学習能力も上がることが証明されています。
『モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか』の著者ダニエル・ピンク氏は、
『私たちの探すべき理想的な場所は、生産性がいまいち上がらないところだ』と言っています。
あせらず、コツコツ小さく一歩ずつ、あなたにとって理想の場所を探していってください。