電力完全自給自足オフィス、テスラの大容量蓄電池を導入!
今回は清水建設が建設した中規模オフィスビル「森の中のオフィス」(山梨県北杜市:宗教法人生長の家)
を紹介します。
なんとこのビルは消費電力は太陽光による蓄電池と木質バイオマス発電によって、
完全自給自足になっているそうです。 しかも蓄電池は今何かと話題の『テスラ』です。
森の中オフィスとは
森の中オフィスとは清水建設が設計し建設した宗教法人:生長の家のオフィスビル。
電力会社に頼らず、自然エネルギー(太陽光、バイオマス)の発電を用いて、建物の電力需給をバランスさせる「オフグリッド運用」が取り入れられた日本初のオフィスビルだそうです。
山梨県北杜市という日本有数の日照率を誇る土地柄を活かし、太陽光発電で得た電気を蓄電器に蓄電し、不足分をバイオマス発電で補っています。
一連の発電・蓄電・放電のリアルタイム制御は、清水建設が開発した「シミズ・スマートBEMS」で管理されており、その蓄電池こそが今をときめくTESLA製だそう。
蓄電量は3648kWhもあり、オフィスでの約2~3日分の消費電力量を補うことができるとのこと。
TESLA(テスラ)の蓄電池
最近、株式投資家の間で話題になっている『TESLA』
昨年12月21日にアメリカのS&P500株価指数に組み入れられた自動車会社ですが、
現在「アメリカで最も革新的なリーダー」と称される最高責任者イーロン・マスク氏のもと、
自動車だけでなく、ソーラーパネルや蓄電池、宇宙開発まで手掛けるIT関連事業も盛んに行っています。
今回、森の中オフィスに採用された蓄電池こそ、このTESLA製の蓄電池です。
テスラ製の蓄電池は現在一般家庭用にも販売され始めています。
携帯のアプリで運転モードの設定や電力をモニタリングもできるIoTが進んでいますね。
気になるお値段は
思ったよりも安いですね。 しかも結構シュッとしたデザインでかっこいいんです。❤
我社の近辺では静岡のRSTという会社が「テスラPowerwall認定施工会社」に認定され、
昨年の4月から設置受付を開始しています。 気になる方はこちらからどうぞ
株式会社RSTは、 テスラPowerwall認定施工会社 に認定されました
まとめ
世界中で脱炭素(化石エネルギーを使わない)をテーマに掲げるクリーンエネルギー化がすすんでいます。
我が国日本でも菅首相が就任後の所信表明演説で「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」と
公約を掲げました。
「パリ協定」では、温室効果ガスの排出量を今世紀後半に実質ゼロにする目標を前提に、世界の122の国と地域が2050年までの実質ゼロを目指しています。
これからが今後のトレンドとなるなか、建築・建設業界も再生エネルギー関係のビジネスにも絡んでいかなければ
ならないと思います。