2020アメリカ大統領選挙 新大統領バイデンか?現大統領トランプか?
1788年にアメリカ合衆国が制定され、第一回アメリカ大統領選挙が行われてから232年。
初めて大統領選挙で任命されたジョージ・ワシントンから現職のドナルド・トランプまで58回の選挙が行われ45人の大統領が誕生してきた。
そして2020年の11月3日、まさに今日59回目の米国大統領選挙が行われる。
ジョー・バイデンがあらたな46人目の米国大統領として誕生するのか、あるいはドナルド・トランプが現職として2期目にはいるのか
今回の選挙の主役二人を見てみよう
- ドナルド・トランプ
1946年6月14日(74歳)
前選挙で民主党候補のヒラリー・クリントンを破り、就任時最高齢の大統領となる。
父親の事業を引き続いて不動産王と呼ばれた彼は、米国史上初めての軍や政府の役職に就いたことのない大統領である。
- ジョー・バイデン
1942年11月20日(77歳)
30歳という若さで議員に初当選し、アメリカ史上6番目に若い上院議員となった。 あだ名は『ねむりのジョー』
トランプの前任、44代大統領バラク・オバマのもとで副大統領を務める。
二人の政策方針の違い
- 外交・安全保障
・トランプ
アメリカ第一主義政策により、パリ協定やTPP、イラン核合意離脱をするなど多国間主義を否定してきました。
中国に対しても強硬路線をしいていて、輸入品に高い関税をかけたり、今回のコロナでは発生源の中国に対して責任追及するなど対立姿勢を強めています。
同盟各国に駐留するアメリカ軍の規模縮小や経費削減に意欲を出しています。
・バイデン
同盟国との協調姿勢を打ち出し、アメリカの国際社会における指導力を取り戻すと主張。中国に対しては厳しい対処が必要としながらも、
同盟国と協力連携して対処する方針を打ち出している。
トランプ大統領が離脱したパリ協定などの撤回復帰もあるとしています。
- 経済・雇用
・トランプ
新型コロナウイルスの感染拡大への経済対策として家計への現金給付や、中小企業への資金支援など複数回にわたって実施。その額は約300兆円規模に上る。
ワクチンの開発や経済活動の再開にも意欲を出している。その他大型減税やインフラ整備、規制緩和などで経済活性化を目指す。
・バイデン
雇用創出すべく育児と介護に日本円で10年間で約83兆円を投じて、合計300万人の労働者を増やすと発表
製造業強化のための支援策も打ち出している。先進技術への研究開発費や米国製品購入のために日本円約75兆円の公的資金で、4年間に500万人の労働者増加を目指す。
- 貿易政策
・トランプ
中国からの鉄鋼製品などの輸入品に、高い追加関税をかける手法で、貿易交渉を優位に進める方針。
逆にアメリカ産の農産品の輸出拡大を約束させるなどの強硬姿勢を出している。
・バイデン
アメリカ製品の購入を推奨。特に、医療関連など重要な物品の生産は、中国に依存しないよう、サプライチェーン=供給網をアメリカに戻す方針
TPPの復帰には消極的で、新しい自由貿易協定はアメリカに必ず明らかなメリットがない限り入らないと明言している。
- 社会保障
・トランプ
アメリカでは日本のように全国民が健康保険に加入しているわけではない。そこで前任のオバマ大統領はオバマケア(中・低所得者層に対する政府の補助を拡大し、保険会社が持病を理由に加入を拒否できないよう規制を強化)を実施。しかしこれには多額の財政支出が不可避でトランプ大統領はこれの撤廃を求めている。
・バイデン
オバマ政権時に副大統領だったバイデン氏は、反対に医療保険制度、オバマケアの継続、拡充を訴えています。
高齢者向けの公的医療保険(メディケア)の対象年齢を引き下げて拡大する考えも示している。
現在の最新情勢
現在の最新情勢ではバンデン氏がリードしているが、ヤフーのアンケート予想ではトランプ当選を予想する人が
過半数を超えている。 前回のヒラリー・クリントンを驚きの逆転劇で破り当選したイメージもあるだろう。
現在、記事執筆中にはすでに開票作業が始まっている。 五分五分のようだ。
郵便投票もあり、優劣が決まるのは数日かかるかもしれないが個人的にはトランプか・・・