30年ローンからの解放!!300万の住宅から見える未来
建築は1日で済み、耐震性も十分。そんな住宅がなんと300万円で買える!?
今回、愛知県小牧市に出現した白い球体型の家によって、住宅市場や業界の地図が大きく変わるかもしれません。
「300万円なら5年程度で支払える人も少なくない。住宅ローンの負担を減らし、もっと自由に家を買い替えられる生活を!」
そんな夢を実現すべく最新技術を駆使し、奮闘する。 今日はそんな人たちのお話です。
✔日本初の3Dプリンター住宅
ご覧ください! 今まで何度となく紹介してきた3Dプリンター建築ですが、いよいよ実際に販売され、居住できるようになるみたいです。
兵庫県西宮市のベンチャー企業・セレンディクスパートナーズは、床や外壁、天井を3Dプリンターでつくることで、人の手が必要な内装を含めても低価格で建設できる住宅を完成させました。
3Dプリンターは物体の立体像などをスライスしたように平面の図面に落とし込んだうえで、その図面に合わせて材料を流し込み、さらに何重にも重ねて元の立体を精密に再現することが出来ますし、金属や樹脂、石膏(せっこう)など、さまざまな材料を用いることができ、製造業などで活用が広がっている世界最新技術です。
✔建設プロジェクト「Sphere(スフィア)」
2019年12月よりプロジェクトが開始された「Sphere」
3Dプリンターを用いて、30坪300万円の価格帯での実現を目指すプロジェクトであり、日本・米国・中国・オランダからあわせて80社以上の企業・団体が参画して先ごろカナダと中国で開始されました。
デザインは、米国・ニューヨークに拠点を構える、建築家の曽野正之(Clouds Architecture Office / クラウズ・アオ共同代表)が担当。
24 時間以内で球体の形状の家を創る。球体の為、最も表面積が少なく材料の低減ができ構造体強度・耐火性・耐震性・断熱性・美しさの5つの要素を持つ多機能素材の開発を行う。
大規模な自然災害時には緊急避難先の仮設住宅として活用できるなど可能性は広がるばかり。
令和4年には、建築基準法の対象ではない床面積10平方メートル未満の建物を別荘用、同年中に同法の対象である30坪規模の建物を建設するための大臣認定を取得し、6年には一般住宅市場向け用の販売を予定しているらしいので、遠くない将来には車を買い替えるような感覚で家を買い替える・・・なんてことが出来るようになっているかもしれません。
セレンディクスパートナーズは住宅設備機器と建築資材のインターネット販売を行う株式会社サンワカンパニーをはじめとした住宅や素材メーカー、通信事業者など約20社と連携し、新住宅に適した断熱性や通気性の高い外壁、外部の光をより多く取り込める窓などの実現を目指しています。最新の情報通信技術を活用した防犯、防災などの居住者向けサービスの導入も進めているそうです。
また、令和7年に開催される大阪・関西万博への出展も計画しており、小間裕康最高経営責任者(CEO)は「木造住宅の建設手法は約400年間変化していないのが実態。それをゼロから再発明して、未来の住宅を提示しようとしている。世界が注目する万博を通じて、世界最先端の家を見せたい」と意気込みを語っているそうです。
✔まとめ
ちなみに私の家のローンはあと30年残ってます・・・Ω\ζ°)チーン・・・ えっ?💦